2024年1月26日、『セクシー田中さん』の漫画家・芦原妃名子さんのブログ投稿が話題になっています。
漫画家の芦原妃名子さんがドラマの第9・10話を脚本家ではなく、原作者が書かないといけなくなった経緯について暴露し炎上。
そこで、「何があった?」という疑問の声が多くみれていましたので、時系列にまとめてみました。
さらに、何が問題だったのかを最後にまとめています。
時系列|セクシー田中さんの漫画家に何があった?トラブル内容まとめ
2024年1月26日、「セクシー田中さん」の漫画家である芦原妃名子さんがドラマの第9・10話を自身が脚本した事実の経緯を投稿し、話題になっています。
しかし、事態が複雑なだけに以下のような投稿もみれています。
セクシー田中さんの芦原先生って
— チチ⁷ ㄟ( ・ө・ )ㄏ⁷ モゲ☆ (@mogeta_081) January 30, 2024
何があったの???🙄
そこで、芦原妃名子さんの暴露から、その後の「脚本家とのトラブル?」と噂になった事態まで時系列に内容をまとめてみました。
①トラブルのきっかけはドラマの脚本家の相沢友子のインスタ投稿?
今回の元々の騒動のきっかけは、ドラマ脚本家の相沢友子さんの2023年12月24日のインスタ投稿なようです。
その投稿がこちらになります。
相沢友子さんの注目すべき文章が
最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました。
という部分になります。
ドラマ版セクシー田中さんの脚本家相沢友子氏の例のインスタの投稿を何回見返しても、「残念ながら」「困惑」「苦い経験」「二度と繰り返されませんように」とかいう言い回しが原作者の芦原妃名子先生を「私の作品の邪魔者」みたいな扱いで何だか作品の私物化が凄いんだよな
— Quasar (@mBQliJRlIO1F4BE) January 29, 2024
②脚本家の相沢友子が再びインスタ投稿!
12月28日、脚本家の相沢友子さんが9・10話に関してインスタに再投稿しました。
③漫画家(原作者)の芦原妃名子がXに投稿?
漫画家であり原作者の芦原妃名子さんが、2024年1月26日にXに「私がドラマの第9・10話を脚本した経緯」について投稿しました。(ブログにも投稿)
その時の画像が、こちらになります。
時系列に芦原妃名子さんの主張をまとめてみました。
まず、芦原妃名子さんは
- 小学館と改めて事実確認をしながら、時系列で書いた文章であること。
- ドラマの放送が終了するまで、脚本家ならびに監督や演出家、制作スタッフと一度も会ったことがなく、ドラマの内容について話すことがなかった。
と序文で書かれています。
原作者の相沢妃名子さんと脚本家の相沢友子さんは、お会いしなかったようですね?
漫画家の芦原妃名子の主張①
芦原妃名子さんは、10月のドラマに同意をしたのは6月上旬。
その際に、「セクシー田中さん」は漫画が未完なことや結末を決めていないことからも、条件を提示。
- ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」→忠実でない場合、加筆修正する可能性もある。
- ドラマオリジナル終盤の内容も、漫画に影響しないように、「原作者があらすじからセリフまで用意する」、また「オリジナルの部分は原作者が用意したものを脚本化する人」、内容によっては「原作者が脚本を執筆」することもある。
ただ、これらの条件は失礼に当たると芦原妃名子さんは理解していたので、小学館から日本テレビに何度も確認した上で始まったドラマになるそうです。
漫画家の芦原妃名子の主張②
しかし、実際にドラマが近づくと、毎回改編したプラット(筋書き)や脚本が提出されました。
例)
- 漫画の敢えてこだわったシーンを王道に変えらえる。
- 漫画での強い個性キャラクター3人を全くの別キャラに変更される。
- 漫画で描いた大切なシーンが大幅にカットされたり、変更され理由を聞いても納得の返事がない。など
芦原妃名子さんから
私が書いた「セクシー田中さん」の個性を消されてしまうなら、私は今からでもドラマ化の話をやめたいくらいだ
と訴え、丁寧に説明もし、加筆修正を繰り返し、1〜7話の脚本を完成されました。
しかし、窓口はプロデューサーのみで、ドラマ制作側に当初の条件はどう伝わっていたのか不明。
この頃の芦原妃名子さんは、相当疲弊が溜まっていたそうです。
そうですよね。だって、原作の漫画の制作もありますよね?
漫画家の芦原妃名子の主張③
さらに、芦原妃名子さんがあらすじ・セリフを準備した、ドラマオリジナル展開の8〜10話も大幅に改変されたプロットや脚本が提出。
当初の約束通りに、そのまま脚本に落としていただきたい
意見はもちろん伺うので、相談して頂きたい
と小学館から日本テレビに伝えたにも関わらず、状況は変わらず。
小学館も「当初の約束通りに」と日本テレビに戻すことが何回か繰り返されました。
漫画家の芦原妃名子の主張④
そのまま4週間過ぎ、ドラマのスケジュールも近かったことから、
- 8話→改変前の内容に修正し、日本テレビに提出。
- 9•10話→約束通り「原作者が用意したものを脚本化していただける方」を再度小学館から正式に伝達。日本テレビから「8話まで執筆した脚本家は9・10話には関わらない」と伺った上で、芦原妃名子さんがプロデューサーの意見も伺い、脚本を執筆。専門家や日本テレビのスタッフが整え、完成。
なんせ芦原妃名子さんが素人だったことや、原作の締切も近づいており、短期間での脚本制作になったそうです。
9・10話に満足できなかった人もいると思うので、申し訳なく思っているそうでした。
芦原妃名子さんの原作愛をひしひしと感じますね。
漫画家の芦原妃名子が謝罪し、投稿削除⁉︎
しかし、1月28日には芦原妃名子さんは、上記の内容を削除され、謝罪しました。
攻撃したかったわけじゃなくて。
— 芦原妃名子 (@ashihara_hina) January 28, 2024
ごめんなさい。
これは、相沢友子さんの12月24日のXの投稿を見て、脚本家の相沢友子さんに誹謗中傷を寄せた人達が多かったからだと噂されています。
芦原さんが要望して書いたのではなく、労力や無念があったことを知った人々が、「許さない」「名前を覚えたからな」などと脚本家を責めるような声を上げていきました。
これを受けて芦原さんは28日に投稿を削除し、Xで「攻撃をしたかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」と謝罪。真意が伝わらなったうえに、自分の発言が人を攻撃するにきっかけになったことの心痛は、私たちの想像を超えるものがあったのかもしれません。
Yahoo!JAPAN
さらに、2月8日、相沢友子さんもインスタを削除されたことで話題になっています。
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▼相沢友子が逃亡中⁉︎現在何してる?についてはこちらになります。
脚本家の相沢友子が集団イジメと噂⁉︎
相沢友子さんのインスタからは、
- 原作者(漫画家)の芦原妃名子さんへの批判的なコメントに返信
- いいね♡を押している
ことから、相沢友子さんが原作者の芦原妃名子さんを集団でイジメていたという噂に発展しています。
日テレが今日「脚本家を個人攻撃で叩かないで」と言っていたが、脚本家がネットで原作者を集団イジメした件にはだんまりなんだな#セクシー田中さん #相沢友子 #日テレのコメント pic.twitter.com/IdeKCnA072
— パナマ文書リーク (@Panamabunsyo) January 30, 2024
この方々ですか…特に関根って人のコメントは芦原妃名子さんの胸に突き刺さったでしょうね…原作を壊す人に味方して…。#泉美咲月 #篠崎絵里子 #関根タツヤ https://t.co/TUoZJmQifl pic.twitter.com/9jq92Bb0Eh
— チョコ (@gingastar777) January 29, 2024
しかし、これはあくまでも噂であり、イジメていた事実がある訳ではありませんね。
セクシー田中さんのトラブルは何が問題だった?
さまざまな問題が考えられていますが、結論から言うと、
- 日本のテレビは、俳優のための映像化になってしまう(時間や予算の関係上)。
- 日テレ局側が芦原妃名子さんの『原作に忠実に』という拘りを安易に承諾したこと。
- 芦原妃名子さんの切望を、日本テレビ・小学館・脚本家の誰もが理解していなかったor理解する気がなかった。
ということを、『MARS』の原作者であり、漫画家である惣領冬実さんがブログで語っていました。
台湾と日本での実写化の経験もあり、台湾の時間や予算をかけてでも、誠実に忠実されていることに驚いたそうです。
惣領冬実のブログ
公式サイトではまず冒頭で、《あまりにも重い結果を招いてしまったことを本当に残念に思っています》と芦原さんを追悼した上で、《当事者でない私がこの件に言及するのもどうなのかと思い悩んだのですが、私も過去に原作を実写化した経緯があることから、その時に感じたことを私なりに言葉にしてみようと思います》と『MARS』の映像化を巡る経験を明かした。
‘16年の日テレでのドラマ化について《この時の実写化については正直あまり乗り気ではありませんでした。それは多くの原作者が言っているように原作の大幅な改変が常習となっていたから》とオファーを受けた際の心境を明かしつつも、最終的に《別フレ編集部的にはどうなのかと相談したところ、編集部はメディア化はやはり有難いことだという見解》ということで、連載していた『別冊フレンド』編集部に一任する形で了承することに。
了承したもう一つの理由として《※それとある意味意地悪な発想で申し訳ないのですが、どの程度まで原作に寄せられるのか興味が沸いてしまいまして、すでに台湾でドラマ化されていた台湾版「MARS」と比べて日本ではどのような仕上がりになるのか見てみたくなったからです》とも言及。
台湾版について《監督のツァイ・ユエシュン氏が原作のファンであり原作に忠実に創りたいと仰っていると聞き、もちろんこれは社交辞令にすぎないと半信半疑で承諾したのですが、蓋を開けてみれば本当に原作に忠実に創られていて逆に驚かされました》とした上で、日本テレビ版の仕上がりについて惣領氏はこう明かした。
《結果は想像通り原作とは別物と言うほかない仕上りとなっていました。想定内とは言え台本に修正を入れるたび、何故私の作品を実写化しようとしたのか謎に思うこともありましたが、それでも制作サイドの誠意は伝わってきましたし、演者の皆さんは本当に頑張っておられたと思います。 これは仕方のないことで台湾版とは予算も時間も掛け方が違うため、キャラクターや背景描写の解像度が極端に低くなり、それを補うために演者の俳優やタレントの人気に頼るしかない作りになっている…と言うか、その逆で演者のために用意されたドラマという表現の方が本当は正しいのかもしれません》
そして、台湾と日本の映像化におけるスタンスの違いについてもこう綴った。 《台湾の制作サイドが原作のリスペクトから始まっているのに対して、日本テレビサイドはまず芸能事務所の俳優、タレントの存在ありきで、それに適した原作を素材として引用しているだけのように私には感じられました。これは時間や予算だけではなく、日本のメディアミックスによるものが大きいのではないかと思います。
人気のある演者と人気のある原作を組み合わせれば双方のファンとネームバリューで一定の数字は取れるはず、そこにエンタメ要素を増量すれば多少の改変があってもさらに数字は伸びるはず、それで視聴率も取れて原作本も売れればお互いWINWINで結果オーライ的な発想が根底にあるからではないかと思われます》
自身の経験を明かした上で、今回の芦原さんの件について《本題は今回の実写化に対して原作者である芦原さんが原作に忠実であることを望んでいたことであり、その拘りをテレビ局が承諾したことに大きな問題があると思います。原作者の芦原さんがどれだけ切実であったかということを、日本テレビ、小学館、脚本家の誰もが理解していなかった、もしくは理解する気がなかったということでしょうか》と映像化に関わった関係者に対して疑問を唱えた。
そして、最後に《出版社も会社であり編集も一会社員なので限界はあるとは思いますが、作品を作っていく上で作家との信頼関係はやはり非常に重要な要素だと思われますので、出来る限りのケアをしてあげられていたならと本当に悔やまれます。謹んで芦原妃名子さんのご冥福をお祈りいたします》と改めて芦原さんを偲んで結んだ。
Yahoo!JAPANニュース
小学館の現場編集者のコメント
2月8日、小学館の現場編集者がコメントを出されました(以下全文)。
芦原妃名子先生の訃報に接し、私たち第一コミック局編集者一同は、深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます。
本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです。
芦原先生は、皆様が作品を読んでご想像されるとおり、とても誠実で優しい方でした。
そして、常にフェアな方でもありました。
私たちが語るまでもないことですが、「著作権」と呼ばれる権利には、「著作財産権」と「著作人格権」というものがあります。「著作財産権」が利益を守る権利に対し、「著作者人格権」というのは著者の心を守るための権利です。
著者の許可なく改変が行われないよう作品を守るための「同一性保持権」をはじめ、「名誉声望保持権「氏名表示権」「公表権」「出版権廃絶請求権」「修正増減請求権」があります。
これらの全ては契約を結ぶまでもなく、著者の皆様全員が持っている大切な権利、これが「著作者人格権」です。
今回、その当然守られてしかるべき原作者の権利を主張された芦原先生が非業の○を遂げられました。
ドラマの放送前に発売されました『セクシー田中さん』第7巻冒頭には、2023年8月31日付で先生のメッセージが掲載されています。「原作の完結前に映像化されることに対してどのように向き合ったのか」について、こう言及されています。
〈まだまだ連載半ばの作品なので、賛否両論あると思いますが、キャラやあらすじ等、原作から大きく逸れたと私が感じた箇所はしっかり修正させて頂いている〉
〈物語終盤の原作にはまだないオリジナルの展開や、そこに向かう為の必要なアレンジについては、あらすじからセリフに至るまで全て私が書かせて頂いてます。恐らく8話以降に収録されるはず。〉
原作者として、ごく当然かつ真っ当なことを綴られる中で、先生は〈恐らくめちゃくちゃうざかったと思います…。〉とも書いていらっしゃいました。
著者の意向が尊重されることは当たり前のことであり、断じて我が儘や鬱陶しい行為などではありません。
守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。
私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません。
二度と原作者がこのような思いをしないためにも、「著作者人格権」という著者が持つ絶対的な権利について周知徹底し、著者の意向は必ず尊重され、意見を言うことは当然のことであるという認識を拡げることこそが、再発防止において核となる部分だと考えています。
勿論、これだけが原因だと事態を単純化させる気もありません。
他に原因はなかったか。私たちにもっと出来たことはなかったか。個人に責任を負わせるのではなく、組織として今回の検証を引き続き行って参ります。
そして今後の映像化において、原作者をお守りすることを第一として、ドラマ制作サイドと編集者の交渉の形を具体的に是正できる部分はないか、よりよい形を提案していきます。
また、著者である芦原先生のご意向を、ドラマ制作サイドに対し小学館がきちんと伝えられていたのかという疑念が一部上がっておりますことも承知しております。
その件について簡潔にご説明申し上げるならば、先の2023年8月31日付の芦原先生のコメントが、ドラマ放送開始日2023年10月22日よりも2ヶ月近く前に書かれ、そしてドラマ放送開始前7巻が発売されるという時系列からも、ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様にはご意向が伝わっていた状況は事実かと思います。
そして勿論、先生のご意向をドラマ制作サイドに伝え、交渉の場に立っていたのは、弊社の担当編集者とメディア担当者です。
弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です。
そこには、ドラマのために先生が書き下ろしてくださった言葉が確かに存在しています。
ドラマを面白いと思って観て下さった視聴者や読者の皆様には、ぜひ安心してドラマ版『セクシー田中さん』も愛し続けていただきたいです。
最後に。いつも『プチコミック』ならびに小学館の漫画誌やwebでご愛読いただいている皆様、そして執筆くださっている先生方。
私たちが声を挙げるのが遅かったため、多くのご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じて下さったこと、感謝に堪えません。
その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます。
本メッセージを書くにあたり、「これは誰かを傷つける結果にならないか」「今の私たちの立場で発信してはいけない言葉なのではないか」「私たちの気持ち表明にならぬよう」「冷静な文章を…」と皆で熟慮を重ねて参りました。
それでもどうしてもどうしても、私たちにも寂しいと言わせてください。
寂しいです、先生。
小学館
第一コミック局 編集者一同
Yahoo!JAPANニュース
小学館の現場編集者の悲しみが伝わっていきますね。
このコメントに対して、
- 脚本家の相沢友子さんは「事前の条件を全く知らなかった」と2月8日投稿している。
- 日本テレビのプロデューサーが脚本家に対してちゃんと説明をせずに仕事を進めてしまったのでは?
という指摘が相次いでいるようです。
それは、大人気を博した、ドラマ『逃げ恥』の脚本家である野木亜紀子さんも同じような意見をXに投稿しています。
プロデューサーのせいという声
こーゆー側面もある。
— mr.katoh (@EKatoh) February 8, 2024
なので、芦原妃名子さんの件は、著作権の問題と言うよりは、ドラマのプロデューサーが、両者間をどのようなやりとりで調整していたかの問題だと考える。
それと、ネットでの誹謗中傷や罵倒の類いをもっと問題視するべきだろう。 https://t.co/Uok13E92QI
芦原妃名子先生が「いじめ」を必死に訴えたのに大人の隠蔽エグすぎるな。全員被害者ヅラしてる。
— akira (@akira3h) February 8, 2024
ちなみにドラマの企画をしたり最終的にオッケーとした監督とプロデューサーは?だんまり?#日本テレビ#小学館#相沢友子
日テレのプロデューサーも関係しているという見方が多いようですね。
今回のドラマのチーフプロデューサーを任されたのは、三上絵里子さんになります。
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▼三上絵里子プロデューサーの評判についてはこちらになります。
日テレが特別調査チームを設置
2024年2月16日、日本テレビが特別調査チームを設置することを発表しました。
「日本テレビは今回の事態を極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画『セクシー田中さん』の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました」とし、早急に調査・検証に努めると伝えた。
Yahoo!JAPAN
調査結果発表
5月31日、日テレの調査チームが結果を報告した時のコメントになります。(以下全文)
<日本テレビ 石澤顕 代表取締役社長執行役員のコメント>
日本テレビが放送したドラマ「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子さんに対し心より哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
日本テレビは、今回の事態を重く受け止め、客観的な視点で経緯と問題点の分析・検証を行うため、外部の有識者を入れた調査を行ってまいりました。小学館はじめ、この調査にご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
調査チームがおよそ90ページにおよぶ報告書をまとめました。
この調査の中でも、改めて芦原さんがまさに心血を注いで原作「セクシー田中さん」を作り上げ、そして、ドラマ制作に向き合っていただいたことを実感いたしました。
また脚本家の方は素晴らしいドラマを作るため、力を尽くしていただきました。
このドラマの制作に携わっていただいた全ての方々に、心より感謝申し上げます。
一方で、ドラマの制作に携わる関係者や視聴者の皆様を不安な気持ちにさせてしまったことについて、お詫び申し上げます。
この調査報告からドラマ制作者側と原作者側のお互いの認識の違い、そこから生じているミスコミュニケーション、ドラマの制作スケジュールや制作体制、契約書の締結時期など、今後日本テレビとしてさらに厳しく取り組まなければならない点が見つかりました。
日本テレビとしては、指摘された課題についてテレビドラマに関わる全ての方が、より安心して制作できるよう、責任をもって取り組んでまいります。
今後も見守っていただきたいと思います。以上
日テレHP
日本テレビ放送網株式会社 総務局広報部
90ページの調査報告書に、問題点があるという声も聞かれます。
調査報告書がヤバいと話題
セクシー田中さん事件の報告書別紙3を読むと凄いことが書いてありました
— パナマ文書 (@Panamabunsyo) May 31, 2024
・今後もドラマの契約書は作らない
・作るとなんでも規則みたいになる
・安全にドラマは作れない(事故も?)
・社員を守り社員がクリエイティブに仕事を出来る環境を優先(外部作家は知らん)
これ報告書ですよ?! pic.twitter.com/4WMVHxwdSh
セクシー田中さんの原作者が自殺した件で、日本テレビの報告書がヤバすぎる。原作者が一人死亡しているのに、日本テレビのプロデューサーが「これで怖がっちゃいけない」とか「社員ができるだけクリエイティブに」とか「それを恐れていたら駄目」とか、これからも同じトラブルを起こす気マンマン。 pic.twitter.com/d6ZcvFLNEI
— 麻布食品 (@azabu_food) May 31, 2024
セクシー田中さんの報告書読んでるけど、
— 壊れやすい壺 (@Hc04eNttVClv9MA) May 31, 2024
「無断で曲を差し替えて放送したら文句言われた」
「文句言われたくないから撮影済みと嘘ついて黙らせた」
と言っておきながら、「原作者は納得していたので内容自体に問題はない」とか言ってるの頭おかしいのでは? pic.twitter.com/8sEulSxI3u
セクシー田中さんの報告書読んでるけど、例にあげられているテレビドラマ制作側の原作から変更されたプロット案がひどすぎる。61ページ。
— saki (@sakasakisaku244) May 31, 2024
こんな改変の訂正していたら原作者が疲弊するのも分かる。 pic.twitter.com/z1F899XQFe
以上、時系列|セクシー田中さんに何があった?トラブル内容まとめ!何が問題?についてまとめました。
筆者もドラマを観ていましたが、原作との違いも感じて面白かったです!
これからも漫画家と脚本家のお二人を応援していきましょう。
さらに、今回の原作者の芦原妃名子さんのトラブルが、『推しの子』のアビ子にそっくりとも話題になっています。
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▼セクシー田中さんの原作者さんがリアル推しの子についてはこちらになります。